練習場

更新日
2024.10.05

【GMAC通信】公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟(JGRA)の活動報告 調査研究委員会報告

JGRAでは、全国の会員施設への情報提供を10の委員会から定期的に発信しています。今回は、調査研究委員会(委員長 橋本幸治)が、去る3月8日~10日まで開催された「ジャパンゴルフフェア2024」にて、来場者を対象に「あなたの好きなゴルフ練習場、通いたいゴルフ練習場」というアンケート調査を行った集計結果(アンケート件数671件)から、都市圏を中心とした活動率の高いゴルファーの動向を報告します。

Q1 練習はどこに行かれますか
アウトドア練習場が全体の6割を占めているが、インドア練習場の利用比率も直近4年間の調査で最高の21%と増加傾向。都市圏におけるインドア施設の増加、アウトドア練習場の閉鎖の影響が出ている。今後も猛暑の影響もあり、インドア施設利用者は増えると思われる。

Q2 年代と練習場施設とのクロス集計

アウトドア施設利用者とインドア施設利用者の年代別の比較では、アウトドアは50歳代が中心、インドアは40歳代が中心、20歳代、30歳代を含めると約65%になる。インドア施設の方が10歳~20歳ほど若い。インドア施設は、自宅から近く、予約制のため時間が有効活用できる点も支持される一因かもしれない。

Q3 ゴルフの練習には月何回ほど行かれますか。ゴルフ練習場を利用する理由は何ですか

月に4回以上の合計数が全体の43%を占め、月3回を含めれば52%となり上達志向層が多い。想定以上の高い比率だ。ゴルフ練習場を利用する理由は、ゴルフの上達が約9割と多く、日課・体を動かしたい、健康のためは、16%と少ない。アウトドア練習場の高齢常連客(健康維持)とは少し違う傾向が見られる。
今回のアンケートから、アウトドア、インドア施設ともゴルフの上達志向層の囲い込みを積極的に行い、「上達」をキーワードに、来場回数を増やす対策が必要と思われる。

*************************

この記事は月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年9月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。
月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら