- 更新日
- 2016.11.15
日本ゴルフジャーナリスト協会は10月26日、小川朗副会長を講師に、記事作成に関する第1回勉強会を実施。
講義では読みやすい見出しの文字や文章量、助詞の使い方などの基本から始まった。次に伝わりやすい文章表現を可能にするための方法として体験談や明確な数字を用いる例が挙げられた。
取材の下準備、取材相手から情報を引き出すノウハウなど新聞社で複数の部署を経験した講師ならではの内容。ゴルフに限らず政治や時事問題などが取り上げられ、いつもとは違う目線から記事作成に関して考える機会となった。
参加者からは、勉強会を通じて改めて気づかされた点があったという意見も出た。私自身もアポイントの取り方やインタビューの際の注意事項、取材後のフォローなど日々の活動の中で見落としがちなことを改めて見直すいい機会となった。
この20年でインターネットが急速に普及、社会には情報があふれている。これは同時に、情報の取り扱いについて何の知識も持たない者でもそれを流すことができるようになったということもある。取材の不足したままのものや、一方的で過激な内容のものが垂れ流されている事態と言い換えてもいい。
また、引用元が記載されていなかったり、いわゆるパクリがそのまままかり通り、それが流布するようなことも少なくない。
だが、JGJAの一員である以上、自覚を持って記事を書く必要がある。取材の際に相手の話をしっかりと聞き、その真意を読者に伝える。そのために何をすべきかをしっかりと考えることの必要性を、今まで以上に痛感した。そのための努力を続けることこそ、日本ゴルフジャーナリスト協会のメンバーとして当然の役割だと思う。
様々なメディアに携わる幅広い年齢層のメンバーがいるのがJGJA。媒体の枠を超えた活発な意見交換がいつものように行われ、勉強会は幕を閉じた。
JGJAでは、今後も定期的に様々な勉強会を開催していく方針だ。企業向けの社員研修講座やオープンセミナーも検討されている。お問い合わせはJGJAまで。